日本工業大学 学生フォーミュラチーム Formula Friends of N.I.T.

マシン紹介



■2014年度マシン”コスモス 〜秋桜〜” 主要諸元
 型式名  NF05
 ボディカラー  pink black
 ボディ  CFRP
 フレーム  Steel spaceframe
 全長  2550mm
 全高  1200mm
 ホイールベース  1540mm
 トレッド(前/後)  1250mm / 1250mm
 車高  25mm
 ホイール(前/後)  10inch Keizer / 10inch Watanabe
 エンジン  YAMAHA 8GR 499cc
 最高出力 80ps / 11500rpm
 最高トルク 5.2kgf / 9000rpm
 サスペンション Front : Double unequal length A-arm outboard suspension
Rear : Double unequal length A-arm outboard suspension
 ミッション  CVT

雨にも動じぬ闘志は、ピンクを纏って駆け抜ける。

 「日工大フォーミュラと言えばピンク」と言われるようになったのが、この年から。”コスモス”の名は、ピンクのカウル(花びら)・黄色のフレーム(めしべ・おしべ)・緑のアーム(がく片、茎)のカラーリングから名づけられました。
 マシンのコンセプトは「正常進化」。2013年度”剛”が達成できなかった全種目完走を実現させるため、改善点を絞って”剛”をベースにマシンの成熟を目指しました。
 また、2013年度ではマシンセッティングやトラブル対策に時間を取られていたことから、大会でドライバーの練習不足によるミスが目立ちました。このため、2014年度では設計・製作日程を厳重に決めることで、2013年度よりも1か月早くシェイクダウンを行い、ドライバーの練習時間を確保できるようになりました。
 これが実を結び、土砂降りで大きな水たまりができたエンデュランスでも、コーン接触、コースアウトなどのペナルティーは一切無しの走りを実現することが出来ました。
 静的部門では残念ながら2013年度を下回る結果となってしまいましたが、チームは3年ぶりに悲願の完走を達成し、かつての歩調を取り戻しました。
 「”コスモス”が出来たことを当たり前にしていこう。」FFNITは次の段階への幕を開けることになったのです。

  • エンジン制御にはMoTeC M84を使用。燃料噴射量や点火角度だけでなく、CVTの変速制御を行うことでエンジンの性能を最大限に活かせるようになっています。また、MoTeC SDL3の使用により、走行データから定量的な評価を行うことが出来るようになりました。
  • 2013年度大会での反省を踏まえ、CVTのスプリング及びクラッチウェイトのセッティングを行い、コーナー脱出時にエンジンの回転数が低い状態でクラッチが繋がるようにすることで、挙動の安定化を図りました。
  • ファイアウォールの拡大により、ドライバーの後方視界が妨げられる可能性があったため、世界的に見ても珍しくミラーを装備。車検ではミラー不要と判断されたものの、ブラックのミラーカバーがカウル全体に良いアクセントを利かせています。

■2014年度大会成績

<静的部門>                    
種目 得点 / 満点 順位
コスト 40.82 / 75 17位
プレゼンテーション 14.74 / 75 64位
デザイン 50.00 / 150 49位

<動的部門>                       
種目 記録 得点 / 満点 順位
アクセラレーション 4.348 秒 63.65 / 75 15位
スキットパッド 5.666 秒 15.49 / 50 34位
オートクロス 1 分 1 秒 692 116.83 / 150 20位
エンデュランス 1641.215 秒 137.43 / 300 21位
燃費 - 66.48 / 100 22位

<総合成績>                     
種目 総合得点 / 満点 順位
総合成績 505.43 / 1000 23位(全90チーム出場)

<特別賞>
・日本自動車技術会会長賞(完走賞)

<フォトギャラリー>

・コスモスのエンデュランス走行中はあいにくの雨。あまりに降雨量が多かったことから、出走時間に大幅な遅れが生じました。

・ドライバーもずぶ濡れになりながら、必死に前へ。深い水たまりに足を取られながらも、”コスモス”はコーン一つ蹴飛ばすことすらなくノーペナルティーで完走を果たしました。

・エンデュランス完走後、チームメンバーからの歓声に応える、2014年度エースドライバーの田口。
 2016年度現在、この写真は東武動物公園駅内の日工大の広告にも採用されています。

・大会後の若杉祭。文化祭実行委員の方々も、宣伝のためにフォーミュラだけの看板を作ってくださったこともあって、多くの人たちが見物に来ました。

・ちなみに、コスモスの販売価格は260万円になります(Not for Sale)。
しかし、この価格がコスト審査で足を引っ張っているということで、次年度車両"ぴんしゃち"でコストの得点を上げようと動き出すきっかけにもなりました。